Cocoのポケット

好きなものでポケットをいっぱいにしたい人のブログです

ソツロン

ひゃー、お久しぶりです。

毎回毎回、お久しぶりです、から始まるブログと化していますが、今回は本当に、長々と放置してしまった…。何度か、ブログ書かないの?というお言葉を頂いておりまして(こんな貧相な文章を気にしてくださる方がいるなんてなんて有り難いんでしょう)、ようやく書けそうです、見てくださってたらいいなぁ。見てくださってますか?お元気ですか?私はこの前、胃腸炎になりましたが、もうすっかり元気になりました。

 

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なんでかなーつらいなー、と思ってましたが、たぶん、こうやって、寒いのに薄着でバカみたいに写真を撮って貰ったりしてたからだと思います。真ん中の、真っ黒の格好で下を向いてる人が私です。BUMP OF CHICKENの新木場コーストでのライブに行った日のもの、です。カタカナTシャツが可愛くてはしゃいでしまった。

 

 

 

 

お久しぶりばかりの更新率ではありますが、いつの間にかこのブログももう、4年近く続けていることになっていました。大学受験を目前に控えていた高校3年生だった私は、気づけばもう大学4年生の冬を迎えています。こんなことを書いていると一人で勝手に感慨にふけってしまいそうになりますが、今日書きたいのはそんなことではなく…。

 

大学4年生の名物といえば、そう、卒論です。御多分に漏れずもちろん私も今、卒論提出に追われる日々です。

今日は仲の良い友達が、数日前に私がずっと推していたショートヘアにしたというので、無理やり予定を取り付けスタバでお茶をして(やっぱり似合っていて、美人に男前要素が加わっていた!)、その子とバイバイした後にそのまま卒論に取り掛かり、明日のゼミのため、ひたすら進めました。家でやると全然集中できなくて、ひどいときには1文字も書けないのに、ああいう場所でやると俄然やる気がわいてどんどん作業のペースが上がっていくあの感覚はなんでしょう。永遠の謎ですね。

 

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 (写真は昔撮ったものです)

 

私の卒論の題材はバーネットという女性作家が書いた「秘密の花園」という児童小説なのですが、これは、私が小学校低学年の頃に出会った本です。それが自分で読んだ初めての長編小説で、この本で私は読書の楽しさを知りました。大げさでなく、私の世界が変わった瞬間でした。卒論執筆にあたって数年ぶりに読み返したり、ボストン留学中に手に入れた洋書での「秘密の花園」にも触れているのですが、ふとした瞬間に、初めて本を自分の味方だと思えた、あの懐かしい感覚が蘇ることがあって、鼻の奥がつーんと痛くなります。また、何歳になってもこの小説では、ひねくれ者の不器量な主人公の女の子メアリを、自分の分身のように思ってしまうのだと、そして自分の性質はどこまで行っても変わらないのだと、苦笑いをしてしまいました。

 

 

私は心根がすごく乏しくて、気に入らないことがあるとすぐに物事の悪い面を見たり考えたりしてしまいます。でも、そんな自分は嫌でたまらないから、縋るように、好きなものを求めるのだろうな、と思います。人の意思や手によって育てられた草花、本、温かな料理、紡がれた糸や布、そこからできた衣服、誰かの面影が残った古着…そういうものを私が好むのは、そういったものに、上向きの力を貰いたいからなのだと思います。生命力というか、ポジティブでいる力というか。うーん。しっくりくるのはやっぱり、「上向きリョク」だな。

 

 

論文なんてちゃんと書いたこともなくて、右も左もわからずに書いているだけだから、たいそうなものなんて出来るはずもないのですが、それでも私の思い出と、好きなものに対する愛があるからこそ書けるはずの文章、書き終えるのが楽しみなようで、寂しいようで、不思議な気持ちです。

 

 

とまぁ兎に角、いつもより作業を進められて大満足の私は、意気揚々とお店を出て、その後、先延ばしにしていた諸々の買い物をしたのです。冬を越すためのユニクロ様の極暖や、今週末に控えたクリスマス兼忘年会に持っていく、プレゼントやらなにやらです。これだ!というものに出会えました。これ、ネタバレになっちゃうからまだ言えませんが、私らしいなぁと思っています。ほかの人も、そう思ってくれて、かつ、喜んでくれるといいなぁ。今度ブログに書こうと思います。これ言いました、言いましたので、絶対に書きますね。

 

いろいろと充実していた日の締めくくりに、良い気持ちのまま、なんでもないブログを書こう、と思えたわけでした。今日不意に手に入れられた「上向きリョク」をもっと高めて眠るための、そんな今夜のブログでした。

 

みなさま、おやすみなさい、どうか良い夢を。