ヒトノハダ。
長野にいます。
毎日のように雨が降っていて、寒くて、もう何日もちゃんと太陽の光を浴びていないなあ、なんて思いながら、恋や愛の歌をなんとなしに聴いていたら、なんだかとても、しゅんとした気持ちになりました。
人肌が恋しい、って、いうのかな。でも、なんだろう。もっとすごく、なんか。こんな綺麗な言葉では的を射てくれない、そういう感情。
だってこれは、もっと生々しくて身勝手で、縋るような感じ。湿った柔らかい肌の感触も、数センチの距離でしかわからない本当の匂いも、ぜんぶ。誰かの其のぜんぶを抱き寄せたいとか、そういうこと。同時に私が持ってる其れ等ぜんぶで、その人を占領したくて。そういう生々しくて、ねとっとした感情を、人肌が恋しい、なんて、さらさらふわり、という響きの良い言葉で丸め込んでしまうの、ずるいよね、なんて思って。
ふとたまに、本当にたまに、そういうことを無性に思うときがあるんだ。触りたいと想像するものが骨ばっていたり筋張っているものなのだから、やっぱり私は女なんだな。
あ、けど、鎖骨は女の人のも大好きだな。
…なんで私は突然、こんなこっぱずかしい事を言ってるんでしょう?気持ち悪いね。
朝になる。おやすみなさい。