Cocoのポケット

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怒り

こんばんは。今バイトの休憩中です。夜ごはんにと買ったチキン竜田味噌サンドがおいしすぎて感動しています。味噌って素敵。。

 

この前の木曜日、「怒り」を観てきました。

 

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安心して読んで欲しいので最初に言います、今回はネタバレを絶対しないがモットーのブログにします。笑

 

 

 

 

平日のレイトショー、終わるのは23時過ぎ…。というこれでもか、というくらいの演出をしつつ行きました。先日怒りを観たらしい友人がインスタで「ドMは1人でレイトショー」といった節のことを言っていたので。笑

 

 

効果はてきめん。

映画が終わってから席を立っても外に出ても、ホームに行っても電車に乗っても肩の力は抜けないし、息は落ち着いてくれないし、手の指を絡ませてクニャクニャ動かして、をせわしなくやっていないとどうしようもなくて困りました。

初めから終わりまで、何が起こるかわからない怖さがあって、それってホラー映画などでもよく使われる手腕だと思うのですが、映画が終わってからも、ひたすら怖くて。恐れの対象が、大きくて掴めない何かすぎて、何が怖いのかわからなくなっちゃって…ってのがまた奇妙で怖くて。

 

 

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お恥ずかしながら私、エンドロールで「怒り」の原作者さんが吉田修一さんだと知ったのですが、そこでもまた震えました。なぜ私が彼の名前を知っていて、それもこの映画の原作者だと知って震えたかというと、この方、「横道世之介」も書いていたからです。ひとって。ひとって…?!と思います。なんなら「悪人」も執筆されてるし、あとで調べたら悪人の監督さんも、怒りの監督さんでした。
あと単純に、綾野剛妻夫木聡…あれ…映画…いる…ってなります。

 

 

みんなそれぞれ、あの役はあの人しかいないね…と思わせる演者さんたちをはじめとして、音楽(坂本龍一さんでした!)、監督、原作者さん含め、こんな完璧な組み合わせ見たことないぞ…と思います…。

 

 

 

怖がりたい人は絶対に映画館で観るべきです。
みんな思い思いに、最大限に自分の思う演出をしてから観るといいと思います。
ちょうど空いた時間にやってるから!と言ってふらっと劇場に入って観てどんよりするとか、気合いを入れて朝イチでみて昼にはどんより家に直帰するとか。私みたいに平日レイトショーも断然オススメです。
要はなんでもいいのですけど、ちょっと意識して時間を過ごしてから観たら、トラウマ兼ねてかなりの思い出になると思います。あとで後悔しても責任は取れないけど…。私はDVDだったら最後まで見るのを諦めてた気がするので映画館で平日の夜中に観て、大正解でした。

 

 

あとあれです、カップルで観たいって話をしているようなら、普通に、オススメはしないです。安易に映画好きカップル気取って行くのはハードル高すぎる映画です。いやいや私達こそ本物の映画好きカップルよ!という方々なら。そういう方々こそに。

「別々の映画館で大体同じ時間に観て、その後いつもの場所で会う」

のプランを提案させていただきます。劇場に入る直前までお互いの行動をリアルタイムでLINEで報告し合い、映画がおわったら、カフェでも家でもホテルでも、どこでもいいんで、会えばいいと思います。何も言えなくなりながらどんよりと、でもぎゅっと、手を繋げばいいと思います。数分、それしかできなくなれば良いと思います。最高だと思います。自分で言ってて意味わかんなくなってきました。

私ならこうする、ってだけですね。お節介な話だ。

 

 

私がここにこんなに書き記してるってことで、察しのいい方ならもうとっくにお分かりかと思うのですが、映画館で観てよかった作品です、もちろん。いくつになっても自分の固定概念をグッズグズに壊してくれる映画があるというのは、怖くって、でも、良いものですねえ。

崩される人であり続けたいと思います。情けないようで、弱いようで、けどそんな単純なことじゃないでしょ、と思うので。もうお前何の話してるんだよって感じになってきてますよね、本当にわけわからんですよね。ごめんなさい。

 

 

締めます。

では。