雨の降る
こんなにたくさん、ながい間、どこにストックを抱えていたの?というくらいの、雨ですね。
午前中に晴れ間があるのを見て、ベッドリネンを総洗いしましたが、こんな天気なので全て部屋の中に吊るしています。
なんだかモンペとか、工事現場の人が履くあれ、えーと、ニッカポッカ?みたいで、可愛いです。
冷蔵庫には、今夜の夕食を作れるくらいの食材が十分に入っていて、部屋もそこそこに片付いていて居心地がいい。外はこっそり警報が発令されるくらいの土砂降り。夏休みが始まり、8月も初日だというのに、予定を作りそびれてしまった。
数日前に駅前で買ったお花も、まだ元気。もう、部屋を出る理由がひとつもありません。
外のみんなはなるべく地下道を歩く距離を長くしようと必死。それでも傘をさして、靴を濡らして、それぞれの目的地へ向かう。そんな中、私は部屋のベッドの上で本を読んだり眠ったりして、のうのうと過ごしてる。今日みたいな雨の日にぴったりの音楽はなにかな、とiPhoneのミュージックを弄ってプレイリストを作って流したりしてる。音楽が好きな醍醐味のひとつって、こういうところかなと思います。今自分が聴きたい音楽は何なのか、自分で探り当てることができる。そういう術。技。
あとは、雨の日特有のほの暗い光や、雨音に自分は守られている、という気持ちになるときもあります。四角い部屋に囲われて、外と遮断されて。何日も続いてしまうとそれはそれは憂鬱になるのですが、1日だけ、と限定すれば本当に最高。
なんていう、今思った、雨の日大好きって話です。くだらないけど。でも最近、こういう、なんでもない日常に対して自分が思うこと、を言葉にできたのは、ちょっと久しぶりで、ちょっと嬉しいです。久しぶりに、文章が書けたな、と思っています。最近ダメで、ちょっと落ち込んでいたので。ちょっとって、使いすぎですね。
心がふと動いたとき、それを言葉にする力を、私はまだ失いたくないです。魔法みたいだと、ずっと思ってきたから。人が使える魔法があるとしたら、それは言葉だと今でも信じているから。
自分の感性をひもじくしてしまうのは、自分だよ。娯楽はいい。快楽も大いに結構。だけどそこから学びを探ることを止めるのは、違うだろう。恥ずかしく生きろよ、負けんじゃねえよ人間。
って、あの人は言っていた。その通りだな。
さーて。ごはんつくろう。
今夜は豚キムチにしめじの味噌汁、大根のお漬物です。