夏祭りの屋台について
この夏は嬉しいことに、花火大会や夏祭りにいくことが例年より多い。
最近の夏祭りの屋台は、すごい。なにがすごいってね、グローバル化と化学の発展に伴う屋台の進化ってやつ。これよ。
私が小さい頃は、プラスチックの宝石とか、着色されてしまった青やピンクのひよこだとか、無駄に長いポテトとかが流行っていたように思う。型抜きとかもよく見たけど、そう言えば今年は見ていないな。小学生か中学生くらいの頃、冷やしパインの屋台が年々増えて行くのをみて、嬉々としていた。衛生管理云々がやり易くなったことで売れるようになったのだろうか、冷やしパイン。なんて考えていた覚えがある。だって、好きなんです、冷やしパイン。
そんな科学の進歩による屋台の流行の移り変わり。今年の大賞は「電球ソーダ」でしょう。間違いなく。
電球ソーダとは、チカチカ光る電球がそのままカップになって、くねくね曲がるストローがついている飲み物(韓国発祥らしい)だ。今年はそれらを、小さい子供から大人までみんな狂ったように手に持って写真を撮る、という光景がそこかしこに見られた。確かに、発色のいいピンクや青や緑のキラキラ光るそれは”インスタ映え” する。
先日、箱根強羅のお祭に行った時に近くにいた、中学生くらいの浴衣の女の子2人が「ピンクはまだしも、青や緑の電球ソーダは顔の近くに持って行くとオバケみたいな写りになるからダメだとおもう」と言っていた。真剣に話し合っている姿がおかしく、でもなんだか可愛らしいふたりだった。インスタで検索してみたら(すぐできちゃうあたり、まだギリギリついていけてると思う)、確かに電球ソーダの写真はみんな俗にいう”ブツ撮り”が大半でした。彼女達が言っていた「電球ソーダと私達」の写真を撮るにはヤツはあまり向かない論、はどうやら間違いないらしいです。
そういえば食べ物部門では”鉄鳥板皮焼”なんていう読み方も実態もよくわからない、ただ、ひたすらにいい匂いを漂わせている屋台なんかもあったな。(今書いていて思ったけど、鉄板で焼いた鳥皮ってことなのかしらん。普通やん。)
屋台のことをあれこれ考えるのも、面白いね、という話でした。
あ、そうそう、私の”お祭りの屋台の好物”不動の第1位は、かき氷、いちご味。これはゆずれません。
だからなんだって、ね。
珍しくエッセイ調でお送りしました。
ちゃんちゃん。